コメント
なるほど,おもしろい
この記事おもしろく読ませていただきました。昔花粉の発芽生長を観察するとき,砂糖を使いましたが,植物にとって糖が生長のきっかけになるのかなあと感じました。ありがとうございました。
Re: なるほど,おもしろい
> 植物にとって糖が生長のきっかけになるのかなあと感じました。
理屈からいうと・・・・
植物は光合成で糖を作ります。
その「甘い」栄養を、果実に、幹に蓄え、特に私達人間は甘い果物を植物から頂いています。
そう、植物は糖を自分の体に蓄えるのです。
それは、自分自身の成長の為であったり、甘い実を動物に与えると同時に種を運んでもらったり、また寒い冬を乗り越えるためであったり。
冬山を歩いていて、積もった雪が枝に凍結しているブナの幼木に出会ったことがあります。
ところが、枝の外側は凍っていても、枝の中は凍らず、春になると新芽を出すのです。
これはカウンターパンチを食らったような、大きな驚きでしたヨ。
外側は凍っても内側は凍らない・・・・
何か特別なしくみがあるのか・・・・
そうなんです。自分で調べたわけではないのですが、特に落葉樹木は寒くなると葉っぱにあった葉緑素や糖そして元素を幹に回収するので、葉っぱが不要になり葉っぱを落とします。
それらを形成層付近に蓄え、水分中の濃度を高めることによって凍りにくくしているのです。
簡単に言えば・・・・砂糖水や食塩水は冷凍庫で凍りにくく、凍結温度は低くなるのと同じでしょうねえ。
春になって根から水が吸いあがるようになると、幹に蓄えた化学物質を水に溶かし、枝の先端つまり芽にいきわたらせることによって、新芽がふき枝が成長するのです。
枝葉が低温ストレスに耐える温度を、耐凍温度というのですが、こう考えると寒さに耐えられる(耐凍温度が低い)樹木ほど、幹に含まれる糖や化学元素の濃度が高いはず、といえると思います。冬場のことですが。
実際の研究データによれば、耐凍温度は、
シラカバ:-70度
ブナ:-27度
ミズナラ:-25度
ウリハダカエデ:-25度
<<茨城県林業試験場 研究成果解説 昭和55年3月25日によるデータ>>
となっています。
これからですが・・・・
樹木の耐凍温度とそのメカニズムが分かれば、冬場にどの程度の剪定にとどめておけば枯れることがない、樹木を痛めることが少なくなる、ということが分かると思うのですが・・・・
理屈からいうと・・・・
植物は光合成で糖を作ります。
その「甘い」栄養を、果実に、幹に蓄え、特に私達人間は甘い果物を植物から頂いています。
そう、植物は糖を自分の体に蓄えるのです。
それは、自分自身の成長の為であったり、甘い実を動物に与えると同時に種を運んでもらったり、また寒い冬を乗り越えるためであったり。
冬山を歩いていて、積もった雪が枝に凍結しているブナの幼木に出会ったことがあります。
ところが、枝の外側は凍っていても、枝の中は凍らず、春になると新芽を出すのです。
これはカウンターパンチを食らったような、大きな驚きでしたヨ。
外側は凍っても内側は凍らない・・・・
何か特別なしくみがあるのか・・・・
そうなんです。自分で調べたわけではないのですが、特に落葉樹木は寒くなると葉っぱにあった葉緑素や糖そして元素を幹に回収するので、葉っぱが不要になり葉っぱを落とします。
それらを形成層付近に蓄え、水分中の濃度を高めることによって凍りにくくしているのです。
簡単に言えば・・・・砂糖水や食塩水は冷凍庫で凍りにくく、凍結温度は低くなるのと同じでしょうねえ。
春になって根から水が吸いあがるようになると、幹に蓄えた化学物質を水に溶かし、枝の先端つまり芽にいきわたらせることによって、新芽がふき枝が成長するのです。
枝葉が低温ストレスに耐える温度を、耐凍温度というのですが、こう考えると寒さに耐えられる(耐凍温度が低い)樹木ほど、幹に含まれる糖や化学元素の濃度が高いはず、といえると思います。冬場のことですが。
実際の研究データによれば、耐凍温度は、
シラカバ:-70度
ブナ:-27度
ミズナラ:-25度
ウリハダカエデ:-25度
<<茨城県林業試験場 研究成果解説 昭和55年3月25日によるデータ>>
となっています。
これからですが・・・・
樹木の耐凍温度とそのメカニズムが分かれば、冬場にどの程度の剪定にとどめておけば枯れることがない、樹木を痛めることが少なくなる、ということが分かると思うのですが・・・・